エアコンが動いているのに部屋がなかなか冷えないと、「故障かもしれない」と不安になりますよね。

ただ、エアコンが冷えない原因は故障だけではありません。

フィルターの目詰まりや室外機まわりの環境、設定ミスなど、自分で確認・改善できるケースも少なくありません。

この記事では、エアコンが冷えないときにまず確認したいポイントから、自分でできる掃除手順、業者に相談すべきサインまでをエアコンクリーニングのプロが監修し、わかりやすく解説します。

監修:アールクリーニング技術部T氏 執筆:アールクリーニング編集部
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ハウスクリーニング業界歴10年・エアコンの清掃台数は10,000台超のプロ、アールクリーニング技術部のT氏が監修。
現場の知見に基づいた正しいお家やエアコン掃除の知識をお届けします。

まず確認したい|エアコンが冷えないときのチェックポイント

エアコンが冷えないと感じたら、いきなり故障を疑う前に、まずは基本的な設定やまわりの環境を確認しましょう。

意外と多いのが、設定の見落としや風の通り道がふさがれているケースです。

ここを先に見直すだけで、症状が改善することもあります。

冷房モードになっているか確認する

最初に確認したいのが、エアコンの運転モードです。

「冷房のつもりで送風になっていた」「除湿にしていたが思ったほど冷えない」といったケースは珍しくありません。

リモコン表示と本体表示の両方を見て、冷房モードで運転しているかを確かめましょう。

設定温度・風量・風向きを見直す

エアコンの吹き出し口

冷房モードでも、風向きが上を向いていたり、風量が弱すぎたりすると部屋は冷えにくくなります。

まずは風向を見直し、必要に応じて風量を「自動」またはやや強めに変更しましょう。

風向きは水平よりもやや下向きにすると、冷気が部屋全体に届きやすくなります。

エアコンの前に家具やカーテンがないか確認する

室内機の吹き出し口や吸い込み口の前に家具などがあると、冷気がうまく広がりません。

エアコンの風が遮られると、設定温度を下げても冷えが悪いままになりやすいため、室内機の周辺はできるだけ広く空けておきましょう。

室外機のまわりに物が置かれていないか確認する

室外機は、室内の熱を外へ逃がすための大切な設備です。

周囲に段ボールや植木鉢、収納ケース、落ち葉などがあると吸排気が妨げられ、冷房効率が落ちます。

室外機カバーを使っている場合も、風通しを悪くしていないか確認しておくと安心です。

エアコンが冷えない主な原因

基本設定や設置環境に問題がない場合は、次に「なぜ冷えないのか」を原因別に整理していきましょう。

エアコンの冷えにくさは、主に汚れ、空気の流れの悪化、冷媒ガス漏れ、能力不足、故障などに分けて考えられます。

フィルターやエアコン内部の汚れ

エアコンの汚れたフィルター

もっとも身近な原因が、フィルターのホコリ詰まりです。

フィルターにホコリが溜まると空気を十分に吸い込めなくなり、風量が落ちて冷房効率も低下します。

実際に三菱電機の公式HPでも、フィルターの汚れは冷暖房効果を弱めるため、2週間に1回を目安にお手入れすることが推奨されています。

Q.フィルターのお手入れについて教えてください。
A.回答
フィルターの汚れは冷暖房効果を弱めますので、2週間に1度をめやすにお手入れ をおすすめします。

引用:三菱電機公式HPより,トップページ個人のお客様よくあるご質問 FAQ空調機器ルームエアコンお手入れフィルターのお手入れについて教えてください。

室外機の汚れや吸排気不良

室外機に汚れが溜まっていたり、まわりに物が多く置かれていたりすると、熱を外へ逃がす力が弱くなります。

その結果、室内機から風は出ていても、十分に冷えない状態になりがちです。

とくにベランダや屋外に設置されている場合は、落ち葉、土ぼこり、クモの巣などが原因になることがあります

冷媒ガス漏れ

エアコンは、冷媒ガスによって空気を冷やしています。

この冷媒ガスが漏れると、送風はできても冷たい風が出にくくなります。

掃除や設定見直しをしても改善しない場合は、冷媒ガス漏れの可能性も考えたほうがよいでしょう。

冷媒まわりは自分で対処できないため、点検や修理の対象になります。

部屋の広さに対してエアコンの能力が足りていない

部屋の広さや日当たりに対してエアコンの能力が合っていないと、正常に動いていても「冷えない」と感じやすくなります。

たとえば、広いLDKに小さめのエアコンを使っている場合や、西日が強い部屋では、能力不足が起こりやすくなります。

引っ越しや模様替えのあとに冷えにくくなった場合は、設置環境の変化も疑ってみましょう。

故障や不具合

設定や掃除では改善せず、タイマーランプの点滅やエラー表示、異音などが出ている場合は、故障の可能性が高くなります。

この段階では無理に使い続けず、早めに修理相談することが大切です。

自分でできる|エアコンが冷えないときの掃除手順

エアコンが冷えないときは、まず自分でできる範囲の掃除を丁寧に行うのが基本です。

ただし、エアコン内部の分解洗浄まで無理に行うのは危険です。

家庭で対応するのは、フィルター、前面パネル、吹き出し口まわり、室外機の外側など、手の届く範囲にとどめましょう。

1.電源を切り、コンセントやブレーカーを確認する

掃除を始める前に、必ず運転を停止します。

感電やけがを防ぐため、電源プラグを抜ける機種はプラグを抜き、難しい場合は取扱説明書の安全手順に従って作業しましょう。

掃除中はルーバーやパネルが急に動くことがないよう、完全に停止してから始めるのが基本です。

2.前面パネルを開けてフィルターを取り外す

フィルター

本体前面のパネルをゆっくり開け、フィルターを外します。

機種によって外し方が異なるため、無理に引っ張らず、気になる場合は取扱説明書を確認しながら進めるのが安心です。

3.フィルター表面のホコリを掃除機で吸い取る

掃除機でフィルター掃除

まずは乾いた状態で、フィルターについたホコリを掃除機でやさしく吸い取ります。

ホコリが軽いうちに除去できれば、水洗いなしでも改善する場合があります。

力を入れすぎるとフィルターを傷めることがあるため、ノズルを押しつけすぎないように注意しましょう。

監修者 Mr. T
プロの
ひとこと

掃除機は必ずフィルターの表面から当てましょう!裏面からだとかえって網目にほこりが詰まってしまいます。

4.汚れが残る場合は水洗いし、必要に応じて中性洗剤を使う

掃除機だけで落ちない汚れは、水洗いで落とします。

汚れがひどい場合は、薄めた中性洗剤や中性洗剤を溶かしたぬるま湯を使ってください。

ブラシやたわしで強くこすったり、熱いお湯を使ったりすると変形の原因になるため避けましょう。

5.フィルターをしっかり乾燥させる

洗ったフィルターは、必ずしっかり乾かしてから戻します。

湿ったまま取り付けると、カビや臭いの原因になりやすいため注意が必要です。

乾燥は日陰で自然乾燥で行い、直射日光、火気、ドライヤーの高温風などは避けましょう。

6.吹き出し口・ルーバーの見える範囲をやさしく拭く

エアコンの吹き出し口・ルーバーの掃除

フィルターを乾かしている間に、吹き出し口やルーバーの見える範囲をやわらかい布で拭きましょう。

ここにホコリがついていると、風の出方が悪くなるだけでなく、汚れが部屋に広がる原因にもなります。

ただし、奥まで手を入れたり、無理に送風ファンを触ったりするのは危険です。

見える範囲だけにとどめるのが安全です。

7.室外機まわりのゴミや障害物を取り除く

室外機

室外機の外側にたまったホコリや落ち葉は、ほうきやブラシで落とし、必要に応じて雑巾で軽く拭き取ります。

周囲に物が置かれている場合は、吸排気を妨げないように整理しておきましょう。

なお、室外機に大量の水をかけたり、分解して内部まで掃除したりするのは避けたほうが安全です。

8.フィルターを戻し、必要ならリセットする

完全に乾いたフィルターを元の位置へ戻し、確実にセットします。

機種によっては、お手入れ後に本体側やリモコン側で「フィルターリセット」「お手入れ」などの操作が必要な場合があります。

リセット機能の有無も機種ごとに異なるため、表示が残るときは説明書を確認しましょう。

9. 掃除後は送風または内部クリーンで乾燥させる

掃除後や冷房運転後は、すぐに電源を切るのではなく、送風運転や内部クリーン機能を活用して内部を乾かすのがおすすめです。

内部の結露を減らすことで、汚れやカビの蓄積を防ぎやすくなります。

監修者 Mr. T
プロの
ひとこと

ちなみに、内部クリーン機能はエアコンをお掃除する機能ではなく、エアコンを乾かしてカビの繁殖を防ぐ機能なんです。そのため、内部クリーン機能があるエアコンでも定期的なお手入れが必要です。

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故障を疑うべきエアコンの症状

基本の掃除と設定見直しをしても改善しないときは、掃除では解決できない不具合が起きている可能性があります。

ここから先は「様子見してよい状態」なのか、「すぐ相談したほうがよい状態」なのかを見極めることが大切です。

16℃設定でも冷たい風が弱い

エアコンの運転

十分に低い設定温度にしても、出てくる風がぬるい、あるいは風量が弱い場合は、単なる設定ミスではない可能性があります。

このような状態が続くときは、冷媒ガス漏れや内部トラブルも視野に入れて点検を検討しましょう。

タイマーランプが点滅している・エラー表示が出る

エアコンのランプ点滅は、エアコンが自ら異常を検知して発している「エラーコード(SOSサイン)」です。

例えば、フィルターの目詰まりやダストボックスが満杯、あるいは冷媒ガス漏れやセンサーの故障などを知らせてくれます。

まずは取扱説明書で故障に該当する点滅かどうか確認してみてください。

異音・水漏れ・異臭もある

冷えない症状に加えて、異音、水漏れ、強い異臭がある場合は、内部の汚れや部品の不具合が進んでいる可能性があります。

この場合は無理に使い続けるより、早めに専門業者へ相談したほうが安心です。

やってはいけないNG掃除

エアコンは家電の中でも構造が複雑で、水・電気・風が関係する機器です。

「自分でなんとかしよう」と思っても、やり方を間違えるとかえって故障や事故につながることがあります。

安全のためにも、避けたい掃除方法を把握しておきましょう。

市販の洗浄スプレーを内部に使う

エアコンにスプレーをする

市販のエアコン洗浄スプレーや消臭剤を内部に使うのはおすすめできません。

洗浄成分が内部に残ることでかえってニオイやカビの原因になります。

また、センサーや電気部品の故障、さらには火災のリスクにつながるおそれがあります。

内部洗浄は自己判断で行わず、必要に応じてプロへ依頼しましょう。

送風ファンを無理に掃除する

エアコンのファン

ほこり取り棒や自作の道具を使って、奥にある送風ファンを無理に掃除するのも危険です。

けがやファン破損の原因になるため、家庭での掃除は、外から見える範囲にとどめましょう。

濡れたままフィルターを戻す

「少し乾いたから大丈夫」と思って戻してしまうと、エアコン内部に湿気を持ち込み、カビの繁殖や臭いの原因になります。

フィルターは必ず十分に乾燥させてから再設置しましょう。

後付けの不織布フィルターを使う

市販の不織布フィルターを後付けすると、風量が低下してしまい、かえって冷房が効きにくくなるおそれがあります。

「汚れ防止」のつもりが、冷えない原因になることもあるため注意が必要です

プロに依頼したほうがよいケース

自分でできる掃除は、あくまで外側やフィルターまわりまでです。

内部の汚れ、冷媒トラブル、明らかな故障サインがある場合は、無理に自分で解決しようとせず、専門業者へ相談したほうが結果的に早く、安全に解決できます。

内部の黒カビや強い汚れが見える

エアコン内部のホコリ

吹き出し口の奥に黒い点々が見える、風を出すたびに嫌な臭いがするという場合は、送風ファンや熱交換器までカビの繫殖が進んでいる可能性があります。

この部分は家庭で完全にきれいにするのが難しいため、プロによる分解洗浄をお願いしましょう。

冷媒ガス漏れや故障の疑いがある

掃除をしてもまったく冷えない、運転音がおかしい、表示ランプが点滅しているといった場合は、冷媒ガス漏れや故障の可能性があります。

このような症状は清掃では改善しないため、点検や修理を依頼する判断が必要です。

プロの作業内容は分解洗浄が中心

アールクリーニングの研修の様子

プロのエアコンクリーニングでは、フィルターや外装の清掃だけでなく、分解、養生、専用洗剤による汚れの除去、高圧洗浄、乾燥、再組み立て、動作確認まで行うのが一般的です。

家庭では手が届かない内部まで洗浄できるため、冷えの悪さや臭いの改善が期待できます。

エアコンの徹底洗浄はアールクリーニングへお任せください!

エアコンクリーニングのビフォーアフター

アールクリーニングは、エアコン洗浄の専門業者として最先端の洗浄機器、ならびに技術とアフターサービスで、多くのお客様にリピートをいただいております。

アールクリーニングのエアコン分解洗浄は、フィルターやファン、熱交換器などの自分では手が届きにくい部分もキレイにします。

以下では、アールクリーニングの強みを紹介します。

清掃技術と品質管理

アールクリーニング研修施設

アールクリーニングでは、自社独自の技術・マナー研修制度により、合格したスタッフのみが現場に出ます。

本格的な研修施設には、さまざまなメーカーのエアコン実機に加え、換気扇や水回りも配置しています。

繰り返し練習できる環境があるからこそ、どのスタッフがお伺いしても高品質な作業を提供しています。

安心と実績

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清掃作業後もアフターサービスがあるため、安心してご利用いただけます。

万全のサポート体制

アールクリーニングでは自社コールセンターを完備し、迅速なお客様対応を実現しています。

また、清掃作業後にトラブルが発生した場合でも、作業後2週間まで保証対応。

アフターフォローまで万全の体制でサポートいたします。

アールクリーニングの対応地域一覧

アールクリーニングでは下記の地域でエアコンクリーニングを行っております。
お住まいのエリアが対象かどうか気になる方は、以下から開いて一度チェックしてみてください。

開いて対応地域を詳しく見る

よくある質問

Q1.お掃除機能付きでもエアコンの分解洗浄は必要ですか?

はい、必要です。
お掃除機能はあくまでフィルター部分を自動で掃除してくれる機能です。ファンや熱交換器をきれいにするにはプロの分解洗浄が必要です。

Q2.室外機に水をかけて掃除してもいいですか?

外側を軽く拭く程度にとどめるのが無難です。

大量の水をかけたり、内部まで無理に洗ったりするのは避け、落ち葉やホコリを取り除く、外装をやさしく拭く程度にしておきましょう。

Q3.掃除しても冷えない場合は、どのタイミングで修理を呼ぶべきですか?

設定見直し、フィルター掃除、室外機まわりの確認をしても改善しない場合や、ランプ点滅、異音、水漏れ、ぬるい風しか出ない症状がある場合は、修理や点検を検討するタイミングです。

とくにエラー表示がある場合は、早めの相談をおすすめします。

まとめ

エアコンが冷えない原因は、フィルターの目詰まりや室外機まわりの環境、設定ミス、冷媒ガス漏れ、故障などさまざまです。

まずは冷房モードや設定温度を見直し、フィルター掃除や室外機まわりの確認といった自分でできる基本対処から始めましょう。

それでも改善しない場合や、内部の黒カビ、ランプ点滅、異音、水漏れなどがある場合は、無理せず専門業者へ相談することが大切です。

自分でできる範囲とプロに任せるべき範囲を分けて考えることで、エアコンを安全に、快適に使いやすくなります。