キッチンハイターは、食器やまな板、ふきんなどの除菌・漂白・消臭に役立つ塩素系の台所用漂白剤です。

しかし、その使い方を間違えると素材を傷めたり、思わぬ事故につながったりすることもあります。

この記事では、キッチンハイターの効果的な使い方や使用時の注意点をハウスクリーニングのプロが詳しく解説します。

監修:アールクリーニング技術部T氏 執筆:アールクリーニング編集部
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ハウスクリーニング業界歴10年・エアコンの清掃台数は10,000台超のプロ、アールクリーニング技術部のT氏が監修。
現場の知見に基づいた正しいお家やエアコン掃除の知識をお届けします。

キッチンハイターとは?できることを最初に確認

キッチンハイターは、「除菌・漂白・消臭」の3役を1つで完結させられます。

シミを白く戻す「漂白パワー」はもちろん、まな板や排水口に潜む雑菌をわずか数分で死滅させる「除菌力」、そして生ゴミ臭を元から断つ「消臭力」に優れています。

これだけ幅広く活躍する一方で、実は「使ってはいけない素材」も存在します。

効果を最大限に引き出すために、この記事の次の章で正しい用途をマスターしましょう。

豆知識:キッチン泡ハイターとの違い

キッチンハイターには、液体タイプの「キッチンハイター」と、スプレータイプの「キッチン泡ハイター」があります。

液体タイプは薄めてつけ置きする使い方に向いており、食器やふきんなどをまとめて除菌・漂白したいときに便利です。

一方で泡タイプは、まな板・包丁・排水口のゴミ受けなどに直接スプレーして使いやすいのが特長です。

監修者 Mr. T
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ひとこと

「つけ置きしたいなら液体タイプ」「狙った場所に手軽に使いたいなら泡タイプ」と考えると、使い分けしやすくなります。

キッチンハイターを使う前に知っておきたい基本ルール

ここでは、キッチンハイターを使う前に知っておきたいルールを紹介します。

いきなり使う前に目を通しておきましょう。

製品表示どおりに薄めて使う

キッチンハイターを安全に使ううえで、まず大切なのは製品表示どおりに薄めて使うことです。

濃ければ濃いほど効果が高いわけではなく、濃度や使用時間を誤ると素材を傷める原因になります。

用途に応じた使い方は製品表示を確認し、自己判断で原液使用や長時間放置をしないようにしましょう。

換気とゴム手袋の着用

塩素系漂白剤と清掃道具

使用中は必ず換気をすること、ゴム手袋を着用することも基本です。

塩素系漂白剤は刺激が強いため、手肌や目を守りながら使う必要があります。

衣類に付くと脱色の原因になるため、エプロンなどで服を保護すると安心です。

他の洗剤と混ぜない

さらに重要なのが、他の洗剤や食品類と混ぜないことです。

塩素系漂白剤は、酸性タイプの洗剤や食酢などと一緒に使うと有害な塩素ガスが発生します。

いわゆる「混ぜるな危険」は、このリスクを示しています。

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キッチンハイターで一番怖いのは、サンポールなどの『酸性タイプ』の洗剤と混ざることです。これらが混ざると、命に関わるほど危険な『有毒な塩素ガス』が瞬時に発生します。

しっかり洗い流す

使い終わった後は、しっかり洗い流すことも忘れてはいけません。

特に食器や調理器具は、使用後に十分すすいで成分を残さないことが大切です。

実際に、花王のQ&Aでは、食器などをつけ置きしたあとは全体を水で約30秒流すことが案内されています。

Q.【使用方法】「キッチンハイター」で食器などをつけおきしたあと、水ですすぐ時間はどのくらい必要なの?
A.食器全体を水で30秒くらい、流していただければ大丈夫です。
「キッチンハイター」のアルカリ性の液が手指に付くとぬるついたように感じることがありますので、手袋をして水ですすいでください。

参考:花王公式HP,製品Q&A,【使用方法】「キッチンハイター」で食器などをつけおきしたあと、水ですすぐ時間はどのくらい必要なの?

キッチンハイターが使えるもの・使えないもの

キッチンハイターは、食器、コップ、白無地のふきん、まな板など、キッチンでよく使うものの除菌や漂白に役立ちます。

茶しぶや黒ずみ、雑菌が気になるときにも使いやすく、日常の衛生管理に向いています。

一方で、金属製の装飾がある食器、色柄物、木製品、材質によって傷みやすいものは注意が必要です。

特に金属は腐食や変色の原因になりやすく、木製のものは長時間のつけ置きで劣化する可能性があります。

また、花王の案内では、ステンレス以外の金属、メラミン食器、漆器、天然石など使えない素材があることにも触れられています。

手を傷つけやすく洗いにくいキッチンばさみやピーラーなどの除菌*・ウイルス除去*・消臭にも便利です。

ステンレスを除く金属製品には使えません。

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素材がわからないものに使うときは、目立たない場所で確認するか、無理に使用しないほうが安心です。

参考:花王公式HPより

キッチンハイターの正しい使い方

キッチンハイターの基本は、薄めた液を作って、目的に応じた時間だけつけ置きし、その後しっかりすすぐという流れです。

まとめて除菌・漂白したいものがあるときは、洗い桶などを使ってつけ置きすると効率よく作業できます。

つけ置き時間の目安

水筒をつけ置き

つけ置き時間の目安は、用途によって異なります。

花王の公式ガイドでは、液体タイプのキッチンハイターについて、除菌・消臭は約2分、木製まな板は5分以上、ウイルス除去は約30秒、漂白は約30分が目安として案内されています。

なお、ウイルス除去を目的とする場合は、あらかじめ食器用洗剤で洗ってから行うとされています。

つけ置き後は、そのまま終わりではありません。

食器や調理器具に成分が残らないよう、流水で30秒以上を目安にしっかり洗い流すことが大切です。

ぬめりを感じる場合は、すすぎが不十分な可能性もあるため、念入りに流しましょう。

参考:花王公式HPより

キッチンハイターの使い方を紹介!

ここでは、さまざまなシーンでのキッチンハイターの使い方を紹介します。

食器・コップの除菌や漂白

  1. 希釈液の作成:キッチンハイターを水で希釈し、2.5リットルの水に対してキャップ1杯(約25ml)を混ぜます。
  2. つけ置き:食器やコップをこの希釈液に2分程度つけ置きます。ただし、茶渋が気になる場合は30分程度浸け置きしてください。
  3. すすぎ:つけ置き後は、水で十分に洗い流し、成分が残らないようにします。すすぎが不十分だと、食器に残留するおそれがあります。
注意点
金属製や色柄物へ使用しない

金属製の装飾が変色したり
色柄物に使用すると色が抜ける可能性があるため、
なるべく使用を避けましょう。

包丁やフライパンなどの調理器具

  1. 希釈液の作成:キッチンハイターを水で希釈し、2.5リットルの水に対してキャップ1杯(約25ml)を混ぜます。
  2. 拭き掃除:布やスポンジに希釈液を含ませ、包丁やフライパンの表面を拭きます。包丁は刃に触れないよう、特に慎重に扱ってください。また、浸け置きの場合は30秒程度で十分にウイルス除菌できます。
  3. すすぎ:拭き掃除のあとは、水で十分に洗い流し、成分を完全に除去します。
注意点
鋳鉄製や銅製の調理器具には使用しない

金属を傷めたり、腐食させたりする可能性があります。

プラスチック製や木製のまな板

  1. 希釈液の作成:キッチンハイターを水で希釈し、2.5リットルの水に対してキャップ1杯(約25ml)を混ぜます。
  2. つけ置き:まな板を希釈液に10〜15分程度つけ置きします。肉や魚を扱ったあとの除菌に効果的です。
  3. すすぎ:十分に水で洗い流し、キッチンハイターの成分を完全に除去します。
監修者 Mr. T
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ひとこと

凹凸があって泡だとハイターが行き渡りにくいものは、浸け置きタイプを使用するのがおすすめです!

キッチンハイターで落ちない汚れもある

汚れの種類 落ちない理由 解決策(これを使う!)
水アカ 同じアルカリ性の汚れなので反応しない クエン酸・お酢
コゲ付き 炭化した汚れは漂白では消えない 重曹・クレンザー
油汚れ ハイターには油を溶かす力がない 食器用洗剤・セスキ
サビ ※悪化します! 酸化を促進するため 還元系漂白剤

キッチンハイターは便利な洗剤ですが、すべての汚れに万能というわけではありません。

たとえば、長期間こびりついた油汚れや焦げ付きは、漂白剤だけでは落としきれないことがあります。

また、深く入り込んだカビや、素材そのものの変色・劣化についても、ハイターで完全に元通りにするのは難しい場合があります。

無理に何度も使うと、かえって素材を傷めることもあるため、汚れの種類を見極めることが大切です。

落ちない汚れはプロに任せるのもおすすめ

焦げ付いたコンロの掃除

レンジフードの油汚れ、五徳のこびりつき、シンクまわりの蓄積汚れなどは、家庭用洗剤だけでは限界があることも少なくありません。

頑固な汚れを自力で何とかしようとして時間をかけるより、プロに任せたほうが早くてきれいに仕上がるケースもあります。

ハウスクリーニングの業者は、汚れの種類に応じて専用洗剤や機材を使い分けながら作業を進めます。

素材を傷めにくい方法を選びやすく、安全面に配慮しながら掃除してもらえるのもメリットです。

ガンコなキッチン汚れはアールクリーニングにお任せ!

キッチン清掃前と清掃後

キッチンは毎日の料理で油汚れや水垢、焦げ付きがたまりやすく、自分で掃除しても限界を感じやすい場所です。

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豊富な実績と口コミでの高評価

Google口コミ1,500件突破

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さらにGoogle口コミは1,500件以上、平均★4.7の高評価を獲得。

「シンクやコンロが新品のようにピカピカになりました」
「油汚れまでしっかり落ちて、料理が楽しくなりました」
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といった喜びの声を多数いただいています。作業後もアフターサービスがあるため、初めての方でも安心です。

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アールクリーニングの対応地域一覧

アールクリーニングでは下記の地域でご依頼を承っております。
お住まいのエリアが対象かどうか気になる方は、以下から開いて一度チェックしてみてください。

開いて対応地域を詳しく見る

※以下の各ページではエアコンクリーニングについてご紹介していますが、ハウスクリーニング全般もお電話やメールからご相談を承っております。

キッチンハイターに関するよくある質問

キッチンハイターのつけ置き時間は何分ですか?

用途によって異なります。花王の公式ガイドでは、液体タイプのキッチンハイターについて、除菌・消臭は約2分、漂白は約30分が目安として案内されています。木製まな板などは条件が異なる場合もあるため、必ず製品表示も確認してください。

参考:花王公式HPより

原液で使ってもいいですか?

原液での使用は避け、製品表示どおりの使い方を守ってください。濃度が高すぎると、素材を傷めたり安全性の面でリスクが高まったりするおそれがあります。

使った後はどれくらいすすげばいいですか?

食器などをつけ置きした後は、全体を水で約30秒流しましょう。ぬめりが残る場合は、すすぎが不十分な可能性があるため、追加ですすいでください。

キッチン泡ハイターとの違いは何ですか?

液体タイプのキッチンハイターは、食器やふきんなどのつけ置き向きです。一方、キッチン泡ハイターは、まな板や包丁、排水口のゴミ受けなどに直接スプレーして使いやすいという違いがあります。

毎日使っても大丈夫ですか?

汚れや衛生状態に応じて使うことはできますが、頻繁に使いすぎると素材への負担になる場合があります。毎日ルーティンで使うよりも、必要なタイミングで適切に使うことを意識したほうが安心です。

まとめ

キッチンハイターは、食器やまな板、ふきんなどの除菌・漂白・消臭に役立つ便利な塩素系漂白剤です。

ただし、効果をしっかり得るためには、使える素材を見極めること、用途に合った時間で使うこと、そして十分にすすぐことが欠かせません。

また、キッチンハイターで落としにくい頑固な油汚れや焦げ付き、深いカビ汚れまで無理に自分で落とそうとすると、かえって時間や手間がかかることもあります。

日常の衛生管理はキッチンハイターを上手に使い、手に負えない汚れはプロのクリーニングも選択肢に入れると、キッチンを無理なく清潔に保ちやすくなります。